その頭痛って女性の更年期障害かも?!頭痛の症状でわかる診断

更年期障害という症状が注目されています。更年期障害の中でも、ホルモン不足による頭痛が多くの患者さんに発症しています。もともと、体の仕組みからみても、男性より、女性の方が頭痛を発症しやすいことが研究で証明されています。

テレビ番組の「林修の今でしょ!講座」にも頭痛について放送されました。

女性更年期障害頭痛

引用:http://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/

 

「林修の今でしょ!講座」でTV時間の2時間48分の中で頭痛の話の時間は1時58分からでした。

 

更年期症状の発症原因として、ホルモンバランスの乱れが原因となっています。そのなかでも、更年期症状として多いのが「頭痛」になります。

 

あまりにも日常生活で頭痛に慣れているせいか、頭痛にたいしてあきらめている人も多いのではないでしょうか。「頭痛は治る病気」です。頭痛を放っておくと、大病につながる原因にもなります。

 

この機会に頭痛の正しい知識を身につけて、頭痛に対する不安を取り除いていきましょう!

 

更年期症状の頭痛はなぜ起こるのか?原因は何か?

女性に多い、エストロゲン性の片頭痛

片頭痛のタイプは原因別に、月経前後に起こりやすい「エストロゲン性」と、様々な原因で血液中にセロトニンが分泌されていることで起る「セロトニン性」の2つにわけることができます。

 

どちらのタイプかによって治療方法が大きくかわってきますので、まずは、これを見極めることが重要です。何年にもわたって頭痛持ちであるという場合、エストロゲン性であることが多いものです。

 

中学生のころから頭痛持ちのAさん。発作は月に2〜3日で毎月のように起こります。月経の前に起こることが特徴で、その時期は痛みがひどく、音や光にも過敏になるで、布団をかぶって寝込んでしまうことも少なくなかったといいます。

 

Aさんの頭痛は1人目を妊娠したころからおさまったといいます。「不思議だな・・」と思い、よろこんでいたのですが、出産後、しばらくすると再び、頭痛に悩まされるようになり、頭痛外来に受診に来られました。

 

片頭痛は、血管の異常な収縮・拡張によっておこる症状です。この頭痛の引き金になるものが、女性ホルモンのエストロゲンです。

 

女性の体は女性ホルモンの影響を受けながら、一定のリズムで月経を繰り返して、月経のリズムに連動して量が変わってきます。

 

正常な月経周期は25〜28日といわれ、これには女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つのホルモンが関連しています。

 

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このリズムをもう少し詳しく説明していくと、エストロゲンが多く分泌される「卵胞期」→妊娠可能な期間ある「黄体期」→妊娠しない場合は、2つのホルモンが急激に減って「月経」ということになります。

 

つまり、女性にとっては、1か月のうちに、急激なホルモンの変動が2回起こるわけで、これは体の様々な変調につながってきます。片頭痛も例外ではなく、この2つのホルモンの影響を大きく受けることが明らかになっています。

 

これらのホルモンの変動にともなっておこるものがエストロゲン性の片頭痛です。女性の片頭痛患者の60〜70%はこのタイプで、女性に片頭痛が多いと言われている理由です。

 

特に黄体期から月経が始まるまでの間で片頭痛が起こりやすく、中でも月経の前2日から開始後3日目の6日間に集中するとされています。

 

この変動が血管の拡張を引き起こし、片頭痛の原因になることがわかっています。その一方で、妊娠中は赤ちゃんを守るために、女性ホルモンの量が高値に維持されます。

 

最初の6か月は頭痛が起こりにくくなります。出産後はホルモンバランスが不安定で片頭痛が起こりやすくなります。閉経後は女性ホルモンの分泌が低下するので、エストロゲン性の頭痛は発症しにくいとされています。

 

更年期からは体にも変化があり、子守り、夫婦関係、親の介護などのストレスを抱えている人が多いせいか、50歳以降の方も少なくありません。

腹痛や吐き気などが伴うセロトニン性頭痛

エストロゲン性頭痛の次に多いのが、「セロトニン性頭痛」というタイプです。

 

Cさん(会社員 30歳)は子供のころから頭痛持ちでした。20代にはいってから頭痛がひどくなり、発作が起こる前に、突然、きらきらとした光が見え、視野を遮られるようになりました。光は20〜30分後には消えますが、それと同時に、こめかみあたりから激しい頭痛と吐き気が起こり、嘔吐してしまいます。

 

こういった症状は専門医であれば、比較的、安易に診断がつく典型的なセロトニン性の片頭痛でした。頭痛の前兆として、腹痛や吐き気などがセロトニン性の片頭痛の特徴です。

 

なぜこのようなことが起こってしますのでしょうか。血小板と小腸などにセロトニンが多く含まれています。腸管のぜん動運動に深く関係していますが、何らかの原因でこのセロトニンが過剰に分布されると、まず、激しい腸管が起こります。

 

この原因により、腹痛や吐き気、嘔吐、下痢などが起こります。やがて、血液中にソロトニンが急激に上昇する脳血感が異常に収縮します。このときにきらきらした光が見える閃輝暗点(せんきあんてん)などの主体とした前兆が起こるのです。

 

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そして、セロトニンが消失してくると、血管はその反動で逆に異常な拡張を起こします。これが激しい片頭痛の発作につながるというわけです。

 

このようなタイプに頭痛では、注射剤が一番効きます。内服薬を飲んでも吐いてしまいます。セロトニンが過剰分泌されると、胃の出口がしまって、薬がなかなか先に進みません。薬が胃に入っても、そこで停滞してしまい、ときには吐いてしまいます。

 

Cさんもそれまでは、いきなりやってくる発作が怖くて、1人で外出をするのも怖かったそうですが、注射剤で頭痛がコントロールできるようになってからは、痛みにおびえることなく、積極的に外出できるようになったといいます。

 

また、このようにいつ来るかわからないのがセロトニン性頭痛の厄介なところですが、いつ、どういった状態の時に起こるのかを自分のパターンがある程度わかってきます。

 

例えば、ある食べ物を食べた後、ストレス、睡眠不足、眠りすぎ、炎天下、人ごみ、運動、においやアルコールなどがあります。こういったタイプの頭痛は予防薬が有効であり、これを服用することで、発作の回数をおさえることができます。

セロトニン性頭痛が起こる前触れ

セロトニン性頭痛の前触れで、もっとも典型的なのは閃輝暗点です。視野にギザギザした稲妻のような閃光があらわれて、これらが徐々に拡大していきます。閃光は光や天のこともあれば、線状に現れることもあります。

 

「人の顔や首が長くゆがんで見える」という人もいるそうです。閃輝暗点があると、脳に異常があるのではないかとみなさん心配されますが、どれも血管の異常収縮によっておこる現象です。

 

頭痛前後の耳鳴りやめまいの多くも血管の収縮であることが明らかであり、人間の体の不思議さをあらわしているともいえるでしょう。

 

閃輝暗点の時間は数分から数十分で、たいていは頭痛と同時に消失しますが、中には発作が起こっている間中、閃光暗点があらわれるという人もいます。脳の異常ではない、といっても、しばしば閃光暗点が起こるというのは危険です。

 

タクシーやバスの運転手をしているという男性の患者さんは、ときどき起こるこの閃輝暗点の症状で、非常に困っていました。

 

閃輝暗点があらわれると、運転ができなくなり、車を停車させます。お客さんに理由を話すのですが、中には激怒する人もいるといいます。どなり声を聞いていていると、やがて起こってくる頭痛の痛みが激しくなって、意識が遠のき、事故をおこしたこともあるそうです。

 

「仕事をやめるべきか」と悩んでいました。実は片頭痛発作中に光や音、皮膚の刺激などに敏感になりやすい人がいます。大人だけではなく、子供にも片頭痛は多いことが知られています。

 

このことを知らずに、子供が「頭が痛い」といっているときに、母親が仮病扱いをして、「学校に行きなさい」などと、大声でどなったりするのが逆効果です。

手や顔やしびれるアロアディニア

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セロトニン性の片頭痛の方は、発作の前やあるいは発作の最中に、顔の表面がピリピリとしたり、メガネをかけたりするのがつらい、という症状を訴えることがあります。また、脱力で動かなくなったり、手や足がしびれたりという症状があらわれることもあります。

 

これは医学用語で「アロディニア」という症状で、片頭痛の原因である血管の収縮によって発症する症状であり、血管に激しい炎症が起こっている状態です。

 

アロディニアで最も多いのは皮膚感覚の異常です。普段なら気にならないような刺激を痛みと感じる過敏状態になります。

 

また、アロディニアが合併している場合は、片頭痛の治療が難しくなります。症状が出る初期のうちにトリプタン製剤を使うと、アロディニアのない片頭痛は93%も効果を発揮します。しかし、アロディニアの起こった状態では25%と効きが悪くなることがわかっています。

 

トロプタン製剤は、片頭痛の発作時に服用する薬で、片頭痛の治療に特化しています。また、ここで薬が効かない場合は、血管の炎症がおさまりにくいので、寝込むような頭痛が2,3日も続いてしまうことになりがちです。

 

ですから、アロディニアがある場合は、しっかり片頭痛の予防治療を行うことが重要です。

 

また、片頭痛の予兆があったから、すみやかにトリプタン製剤を服用するよう頭痛外来で使用方法について医師に相談していきましょう。これによって、発作を上手にコントロールできるようになります。

肩こりは片頭痛の予兆

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閃輝暗点など片頭痛の前兆は一部の人にしか見られませんが、前兆の少し前の段階に起こる「予兆」は多くの患者さんにみられます。予兆の主なものは「肩こり」「生あくび」「空腹感」がありますが、中でもの肩こりが最も多いく、患者さんの75%にみられます。

 

これを聞いて、「そうなんだ」と驚く方がおられると思います。痛み方としては、首から後頭部にかけてググッと上がるような感じが多いようです。「肩こりから始まるひどい頭痛」としばしば、言われます。また、肩こりの際、先にあげた生あくび空腹感をともなうことも特徴的といえるでしょう。

 

ところが、肩こりは緊張型頭痛に特徴的だと考えている人が、医師も含め、多くおられます。片頭痛であるにもかかわらず、適切な治療が受けていない方が少なくありません。

 

アメリカの統計では、肩こりや首の痛みをともなう片頭痛患者の82%は過去に緊張型頭痛と診断(誤診)されたことがあるという結果が出ています。

 

なお、緊張型頭痛の肩こりが軽く、慢性的であるため、気にならないことが多々あるようです。肩こりをともなうつらい頭痛であれば、まずは片頭痛ではないか、疑ってみましょう。

 

もちろん、緊張型頭痛を放置しておくことはおすすめできません。緊張型頭痛が悪化していくと、片頭痛になります。こうした患者さんが急増している傾向にあります。

 

緊張型頭痛は首や肩の筋肉のコリが慢性的に存在しますが、首の血管が悪化すると筋肉の血流障害が起こり、血液中の血小板から、片頭痛の原因となるセロトニンが多く分泌されます。

 

このことから、片頭痛を引き起こします。「ひどい緊張型頭痛で、発作の時ははいてしまう」と、おっしゃいますが、吐き気の原因はセロトニンであり、すでに片頭痛になりつつあります。

 

注意するべき点は、緊張型頭痛だと思い込み、医師にそのような診断をされ、市販の頭痛薬などの医療機関で処方された消炎鎮痛剤を長い期間、服用し続けることです。

 

結果として薬物乱用頭痛を引き起こしかねませんので、早めに頭痛外来を受診しましょう。

あなたの頭痛は更年期かもしれない!?頭痛の種類をチェック

更年期症状の中でも発症率が高い頭痛ですが、頭痛といってもいろいろなタイプがあります。まずは、頭痛の種類をお話していきます。

西洋医学的な頭痛の分類

頭痛は、検査しても脳には何も異常が見つからない一次性頭痛と、脳腫瘍や外傷などが原因で起こる二次性頭痛に大きく分けられます。

 

一次性頭痛には、片頭痛、群発頭痛と、筋肉の収縮でおこる緊張型頭痛があり、慢性の頭痛で悩んでいる人のほとんどが片頭痛と緊張型頭痛です。それぞれの頭痛について、さらに詳しく説明していきましょう。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、精神的な緊張やデスクワークなどで、首や肩、頭の筋肉が緊張して起こる頭痛です。同じ姿勢でも続けるだけなどで、身体の緊張が続くと、筋肉の血流が悪くなり、筋肉の老廃物がたまります。それが神経を刺激し、痛みを引き起こします。

 

後頭部を中心に、首の後ろ、こめかみなど、頭全体が輪っかで締め付けられるように鈍くしつこく痛みます。もともと肩こりの人に起こりやすく、ひどい人は毎日痛みを感じます。

 

50歳前後の女性だけでなく、子供から老人まですべての年代の、男女に見られます。緊張型頭痛は、入浴やマッサージでほぐすと楽になります。毎日痛みを感じるような人は、鎮痛剤を飲んでもあまり効果がありません。

 

それには関わらず、鎮痛剤で多少は楽になるので毎日飲むようになり、その結果、鎮痛剤の飲み過ぎによる頭痛を引き起こすので注意が必要です。

片頭痛

片頭痛は、女性に多く、片側か両側のこめかみから目のあたりが、ガンガン痛むといった症状が出ます。ムカムカして、吐くこともあります。痛みが起こる前に、目の前にギラギラする銀紙のような光が見える人もいます。

 

痛みは数時間から2日程度続きます。動くと痛みが悪化し、寝込んでしまう人もいます。お葬儀をしたり、首を振ったりするだけでも頭痛がひどくなります。

 

ストレスや緊張から解放されたときに起こりやすく、大きな行事のあとや週末に多いのが特徴です。入浴やマッサージ、アルコール、チーズ、チョコレートなどで痛みを悪化します。

 

片頭痛は、拡張した脳血管が三叉神経を刺激することで、痛みを引き起こす物質が放出され、血管周囲に炎症が起きて痛みが生じます。

鎮痛剤の飲み過ぎによる頭痛も

鎮痛剤を、1か月に15回以上飲むことを3か月以上続けていると、頭痛が悪化します。人には、「このレベルを飲み過ぎたら痛い」と感じるハードルがあります。
これを「痛みの閾値(いきち)」といいますが、鎮痛剤を飲み過ぎると。この閾値が下がってしまいます。

 

すると本来の自分なら痛みを感じない程度の痛みを「痛い」と感じるようになります。

 

痛いから鎮痛剤を飲み、すると閾値がますます下がって、少しの痛みでも痛く感じてしまう、悪循環に陥ります。この状態から抜け出すたには、鎮痛剤を飲まないことが大切ですが、薬なしでは痛みがおさまらない状態になっています。

 

どうしたらこの悪循環から抜け出せるのでしょうか。

女性更年期障害の頭痛に対する予防と対処方法

更年期頭痛は、ホルモンバランスの乱れが原因です。ホルモンバランスが乱れると血流を司る自律神経にも影響をおよぼします。

 

脳への血液供給が不安定になることから、眼精疲労・ストレス・肩コリ・不自然な姿勢が原因となることもあります頭痛がひどいときに、ただ辛抱するのは辛すぎます。そこで役に立つのが漢方薬です。

市販薬の飲み過ぎから抜け出すために役立つのが漢方薬

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漢方薬を使うと苦痛なく鎮痛剤を減らせます。また、漢方薬には症状の予防効果があるので、先に飲んでおくと体も気持ちも楽になることが多いです。

 

漢方薬を用いる場合は、以下のように、頭痛のタイプによって使い分けます。漢方医学では、頭痛が、気血水のどこがみだれているのかによって、5つのタイプに分けて考えられています。

  • ストレスなどで気の巡りが悪くなって起こる気滞の頭痛
  • 疲れて頭部に気が供給できない気虚の頭痛
  • 血の巡りが悪くなって起こるお血の頭痛
  • 水のさばきが悪くなって起こる衰退の頭痛
  • 冷えで悪化する頭痛

それでは、各頭痛のタイプを説明していきます。

気滞の頭痛

精神的緊張で頭痛が悪化するタイプです。精神が緊張することで、歯を食いしばったり、拳をにぎりしめたりと、身体の緊張も招き、その結果、気が滞って頭痛が生じます。このケースには、気の巡りをよくする漢方を使います。

 

四(し)逆散(ぎゃくさん)、抑(よく)肝散(かんさん)、釣(ちょう)藤散(とうさん)を服用します。気持ちの緊張がやわらぐことで、首や肩のつっぱりも楽になり、鎮痛剤を飲むほどの痛みを感じなくなります。

 

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気虚の頭痛

胃腸が弱く、疲れやすくて、食欲もなく、気が不足してしまうことで起る頭痛です。気を補う補気剤の補中(ほなか)益(えっ)気(き)湯(とう)や六(りっ)君子(くんし)湯(とう)などの漢方を用いります。

 

規則正しい生活を心がけ、睡眠をきちんととることも大切です。体力をつけ、疲れにくくなることで、頭痛が起こりにくくなります。

お血の頭痛

このタイプは、月経周期に伴って頭痛が起こりやすく、また、肩こりもある人がほとんどです。このタイプには、桃核承(とうかくじょう)気(き)湯(とう)、通(つう)導散(どうさん)や桂枝茯苓(けいしぶくりょう)丸(がん)などを用いります。血の巡りがよくなることで、肩こりや頭痛が楽になります。

水滞の頭痛

雨の降る前の日や、曇りの日、台風の前に頭痛が悪化することが多いのがこのタイプになります。このタイプには、身体の余分な水をとる働きのある五苓散(ごれいさん)がよく用いられます。

 

天気が悪くて、今日は頭痛が起こりそうだと思ったら、朝から飲んでおくと、予防効果抜群です。水巡りがよくなることで頭がすっきりして、頭重感、ムカムカ、イライラが楽になります。

冷えの頭痛

もともと胃腸が弱く、気虚の体質で、冷え性の人におこりやすい頭痛です。このタイプには、呉茱萸(ごしゅゆ)湯(とう)がよく用いられます。

 

呉茱萸湯に含まれる生薬、呉茱萸は、ミカン科ゴシュユの実。とても苦いですが、鎮痛作用と吐き気止めの作用は強いです。毎日のように頭痛がある人は予防のため毎日定期的に飲みます。

 

それで頭痛がぴたっとおさまることも多く、片頭痛にも効きます。

緊急型頭痛には、葛(かっ)根(こん)湯(とう)が効果的

また、気滞や気虚、お血とは無関係に、首や肩こりがひどい緊張型頭痛の場合は、鎮痛剤の代わりに、痛みがひどいときに、とん服で葛根湯もよく使います。

 

もともとは、かぜで寒気がして首や背中が痛いときに使う漢方薬ですが、
葛根湯の生薬の葛根に首や肩のすじをゆるめる働きがあることから、緊張頭痛にも効果的なのです。

意識して鎮痛剤を飲む回数を減らしていこう

自分に合ったこれらの漢方薬を使うことで、鎮痛剤を減らせます。鎮痛剤を減らすことで頭痛の閾値が上がり、2週間もすれば頭痛が楽になってきます。

 

頭痛ダイアリーに記録し、鎮痛剤を飲まない日につける〇が増えると、励みになりますし、達成感があり、うれしくなります。

 

これらの漢方薬は片頭痛のトリプタン系薬剤や鎮痛剤と一緒に飲んでも問題はありません。西洋薬の鎮痛剤をたくさん飲んでいる人は、いきなりゼロには減らせません。

 

漢方薬は病院や薬局で購入できます。あなたに合った漢方薬を服用してもらうために、医師に診断してもらったり、薬剤師に相談して選んでもらいましょう。

 

保険診療も適応になっていますので、安心して飲むことができます。そのうえで、漢方薬を併用しながら、ゆっくり鎮痛剤の回数を減らしていきましょう。

 

頭痛の予防のために心がけたいこと

頭痛を防ぐためには、生活習慣も大切です。片頭痛の場合は、生活のリズムを整え、仕事をペースダウンし、こまめに休みをとるように心がけましょう。

 

また、アルコールやチーズ、チョコレートは頭痛をひどくするので控えることが重要です。緊張型頭痛の場合は、仕事や家事の合間に、ストレッチや全身ジャンプ運動などをとりいれるのがおすすめです。

 

また、湯船にしっかりつかって、からだを温めること。こういった生活の起動修正で、頭痛を予防しましょう。

首をほぐし、血流をアップさせる!

ではなぜ首や肩の問題によって頭痛が発症するのでしょうか。

 

首や肩の血流が滞ると筋肉がこりはじめ、緊張が高まり、痛み敏感になりやすくなります。これがきっかけとなって起こるのが緊張型頭痛で、圧迫感にともなう、頭を締めつけられるような頭痛が特徴です。

 

一方、片頭痛も悪化が引き金になります。具体的には、筋肉がこりはじめ、首や肩などの血流障害が悪化していきます。この結果、血液中の血小板から大量のセロトニンが分泌されます。

 

セロトニンは適量であれば、身体によい影響をおよぼしますが、急激に増えると血管を収縮したり、拡張したり、片頭痛発作を引き起こします。

 

首や肩の異常が頭痛と関係しているのは、それぞれ近い場所にあるからです。また、脳の中に首の神経の大元があるので、ちょっとした刺激にも敏感に脳は反応します。

 

脳の血流の悪化がすぐそばにある三半規管に影響し、耳鳴りやめまいの原因になります。

 

また、腕にけがをしてズキン、ズキン、と痛んだと思ったら、同時に頭も痛くなってきた、それぞれの場所が近いからです。ところが近年、重症の片頭痛の患者さんには首や肩のケル流異常が発作の要因になっているケースが非常に目立ちます。

 

これの主な原因は、パソコンにあります。

 

もともと片頭痛には根本的な原因があり、ときどき頭痛が起こっていたような人が仕事でパソコン業を従事するようになった頃から、片頭痛が悪化してくるというパターンがあり、それがテクノストレス症候群と呼ばれています。

 

薬物乱用頭痛もこうした背景と深くかかわっています。電子機器などの発展により私たちの生活は便利になりましたが、一方、首や肩、そして脳にも相応の負担がかかっているということでしょう。

筋肉をほぐして血流を改善しよう

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首の筋肉の血流を良くすることで、頭痛の予防対策になります。筋肉が疲労している状態では、筋肉をめぐっている血管も収縮し、固くなっているため血流が悪くなっています。

 

ストレッチによって筋肉をほぐすことにより、筋肉はやわらかくなり、血流が良くなっていきます。

 

血流の流れがよくなると、筋肉内にたまった老廃物の排泄もできます。これによって、血流の悪化で起こる頭痛やしびれ、めまい、耳鳴りなどの症状が改善されていきます。

 

血流が良好な状態であれば、血管の異常な拡張や収縮を防ぐことができ、片頭痛も抑えることができます。

 

また、筋肉の緊張がとけると、自律神経のうち、交感神経の異常な興奮が抑えられます。自立神経とは体温の調整や発汗など、体の機能をコントロールしている神経です。

 

自律神経は活動時や興奮時、ストレスを感じるときなどになる交感神経と、休息中やリラックス時に活発になる副交感神経のバランスが整えられていることが大切です。

 

筋肉のこりや頭痛があると、交感神経の働きが高まり、この状態が持続すると、さらにめまいやうつ状態などの症状が起こりやすくなる、という悪循環が生じます。

 

筋肉がリラックスさせることで、交感神経の働きが抑えられます。筋肉の緊張がなくなると心のリラックスにもつながります。呼吸もしだいに穏やかになり、良い循環が生まれます。その結果、頭痛などの症状が改善されていきます。

意外に多い、片頭痛を誘発する食べ物

片頭痛の原因は、女性ホルモンのエストロゲンの数値が変化するほか、アルコールやチョコレート、チーズなどの食品があります。

 

片頭痛の患者さんには、ある特定の食べ物や飲み物が発作の誘発因子になるという人が多いです。最も頻度が高いアルコールで、50%以上が当てはまるという統計があります。

 

アルコールは群発頭痛にも悪影響を与えるので、思い当たる人で発作中は控えることをオススメします。アルコールの中で発症しやすいのが赤ワインとされています。

 

実際に赤ワインを飲んだことによって頭痛が引き起った人が多いというデータもあります。同時にワインに含まれる防腐剤も悪役といわれています。

 

このほか、チーズ、チョコレートも頭痛を引き起こしやすい食べ物です。チーズは熟成されたカマンベールのようなタイプで起りやすいといわれています。

 

ワインとチーズは一緒に摂ることが多いので片頭痛持ちの人は少量にしたほうがいいでしょう。頭痛持ちの人に、カフェインはお勧めできません。長期にわたって大量に摂りすぎると薬物乱用の症状があらわれます。

 

チョコレートが頭痛の原因になっているケースは子供に多く、食べるのをやめると、発作回数がすぐに減っていくことは珍しくありません。

 

飲み物ではやはりカフェインの多いコーヒーが誘因になりやすく、緑茶でおこる可能性もあります。

 

また、意外に知られていませんが、ジャスミンティーや紅茶もカフェインの含有量は多く、これを知らないので多く飲んでいた患者さんで頭痛が悪化していた、というケースも実際に確認されています。

 

このほかにもハムやソーセージ、サラミなど防腐剤が多く含まれているもの、ピーナッツや人工味料のアスパルテームなどが誘発因子として知られています。

 

また、中華料理などで大量に使われるうま調味料の「グルタミン酸ナトリウム」で頭痛が起こることもあります。頭痛をはじめ、顔面紅潮や発汗などが起こるもので、「グルタミン酸ナトリウム症候群」や「中華料理店症候群」などと呼ばれることもあります。

 

このほか、ココアや野菜ジュース、炭水飲料、ネギやニンニクなどの薬味、さしみ、ケチャップ、焼きそばやカレーなどで県頭痛を起こす患者さんも経験しています。

 

つまり、片頭痛の誘因となる食べ物や飲み物は、アレルギーのように千差万別です。

 

「まさかこんな食材が・・・」というものも、ある人にとって誘因となる可能性がありますので、思い当たるものはやはり、控えるべきでしょう。

絶対にやってはいけない!頭痛薬はダメ

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医師がこのことを患者さんに話をすると、非常に驚かれることがあります。

 

その言葉は「頭痛薬が頭痛を悪化させています」です。

 

しかし、患者さんも「やっぱり・・・」という表情をされる方も少なくありません。

なぜ薬物乱用頭痛がおこるのか?

患者さんは頭痛薬を乱用しながらも、心のどこかで、「こんなに服用していたら、身体によくないのでは・・・」と不安を抱えています。

 

しかし、頭痛薬をやめられないのが薬物乱用頭痛の怖さです。

 

とあるクリニック調査では、1日100人余りの患者さんが診察に来られています。その中でも、「薬物乱用頭痛」の患者さんは約50人と、かなり多いことがわかります。

 

薬物乱用頭痛の患者さんの多くが、片頭痛を持っています。

 

片頭痛は若年〜中年の女性に多く、30歳〜40歳代の人が片頭痛を持っている割合は18.4%となっています。

 

その多くは軽症で、ストレスや睡眠不足、月経前後などに起こるものですが、そのたびに服用するようになると、薬が効かなくなる耐性という現象が起きて、通常の容量では痛みが取れにくくなります。

 

これは頭痛薬の中でも「複合解熱鎮痛剤」というタイプの薬に特徴的な症状です。

 

非ステロイド系消炎鎮痛剤薬は脳の奥の脳幹という部分から快楽物質といわれる脳内物質のドーパミンを放出することによって、頭痛の痛みを和らげます。

 

緊急の場合の痛み止めとして、一時的に服用する分には問題がないのですが、薬を継続的に服用することによって、ドーパミンが過剰放出され、これが痛覚神経など関連する神経に悪影響をおよぼし、様々な症状が引き起こされると考えられています。

 

薬物乱用が起こると薬を摂取したいと、薬を欲するようになり、薬の中毒症状が現れます。

 

患者さんは薬の服用量を増やして、症状を和らげようとしますが、それは一時的な効果だけです。

 

薬の効き目が弱くなってくる耐性化が進むという悪循環に陥ります。

 

また、頭痛薬の乱用によって、脳の痛みを抑える神経が破綻すると、きわめて弱い刺激やちょっとしたストレスでも、強い頭痛が起こるようになります。

薬物乱用頭痛は患者さんの責任か!?

薬物乱用頭痛になったのは、薬を飲み続けた患者さんの責任なのでしょうか。数多くに医師は、患者さんは被害者だと考えています。

 

それは、テレビCMの多くに頭痛薬が取り上げられているからです。

 

「頭痛にA(薬品名)」「痛くなったらすぐB(薬品名)」と、耳触りのいい「宣伝」が患者さんを混乱させています。

 

頭痛薬は市販薬の中でも、医薬などと並んで大きな売り上げを上げています。医薬品会社の稼ぎ頭なので、各社が宣伝に力を入れています。

 

頭痛薬は、ドラッグストアや通販で手軽に手に入れられることができます。安売りをしていることも少なくはなく、経済的で誰でも簡単に購入することができます。

 

市販薬というものはどんな薬であっても、応急処置に付こうものであり、長期的にわたって服用するものではありません。

 

一定期間の服用で効果が得られなければ、医療機関を受診することを強くすすめられています。

更年期症状頭痛のまとめ!

片頭痛には月経前後に起こりやすい「エストロゲン性」と、様々な原因で血液中にセロトストニンが分泌されていることで起る「セロトニン性の2つのタイプがあります。

 

片頭痛の前触れとして、閃輝暗点、肩こり、生あくびや空腹感が現れます。

 

その中でも、75%の患者さんに肩こりが多いとされています。最近、肩がすごくこるようになったなど気になっていれば、それは片頭痛の前兆かもしれません。

 

予防や治療のために、ドラッグストアなどで購入できる市販薬で改善される方も多いです。

 

ですが、日に日に摂取量も多くなり、頭痛の原因が市販薬となるケースがあります。

 

市販薬はあくまでも応急処置で、完治させるものではありません。

 

薬を服用しすぎると頭痛のほかに今度は薬がやめられない体になってしまいます。市販薬ではなく、漢方薬がホルモンバランスを整えるのに最適です。

 

漢方薬は市販薬に比べて、副作用も少なく、更年期症状だけではなく、頭痛に対しても効果を発揮していきます。

 

まずは、自己判断で選ばず、医師に診断してもらい、漢方薬に詳しい薬剤師に自分に合った漢方薬を調べてもらいましょう。

 

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